スマル市はいつもペル主のちアリス

「恋人心」

作:たつみ

ペル主「おーい、達也」
達也「あれ、どうしたんだ、ペル主」
ペル主「うん、ちょっと克哉さんに話を聞きたくてね。いる?」
達也「少し待ってろ、今呼んで来る。…あれそこにいたのか、兄貴。ペル主が来ているぞ。」
克哉「ペル主が?」
ペル主が中に入ると肩まで伸びたモミアゲをみた!!
ペル主「…なんでモミアゲが前より伸びている訳?確か数日前にアリスに完全に剃られていたのに」
達也「ああ、新しくはえったんだけど。早すぎて気持ち悪いよな。」
ペル主「…いや俺はそんな軽い問題だと思わないけど…。人間か?」
克哉「さて何のようかな?」
ペル主「え?あ…あの……えっとなんだっけ。」
アリスはジーーーーとモミアゲを見ていた。
克哉はその視線に気づき、尋常ならざる様子でおびえた。
え??もしかして克哉さんはアリスにモミアゲ剃られたこと覚えているの?にしてもすごいおびえようだな…
克哉は急いでマスクを着けた。モミアゲの形がマスクを縁取っていた。
…よっぽどひどい剃られ方されたんだね。必死でモミアゲ隠してるよ…
克哉「よく来たね、ペル主…。」
しかし俺はこのマスク姿のほうが気になるな。
克哉「さあアリスさんも座って。」
さん付け…!!?
克哉「で、何のようだったかな」
ペル主「あ・・・えーと・・・その〜、この市に噂とかってないの?」
克哉「噂…?そうか、この市には聖獣にまつわる伝説があってな…。」
ペル主「聖獣?」
お?なんだかかっこいいぞ…。
克哉「ああ…その名もうさうら伝説」
ペル主「うさうら…」
克哉「そもそもうさうらとはネット世界で生まれたうららの兎化であって…」
ペル主「もういいよ」
克哉「しかしあるとき一組のカップルが台湾で行方不明になったんだ。」
ペル主「人の話聞けって!!」
克哉「マフィアから逃げようとして失敗したらしく、女性は死んでしまった。そしてもう一人は行方不明だった。その5年後市のものが偶然うさうらの巣で立派な中年になった男を発見した。」
ペル主「!もしかして…」
克哉「そう!!うさうらの紐になっていたのだよ。それ以来うさうらは心やさしい生き物として結婚詐欺の犠牲者となっているんだよ」
今の話と何か関係あるのか?
ペル主「ん…ねぇその助かった男今でも市にいるの?」
克哉「うむ、今もこの市に住んどる。」
ペル主「へエーすごいなどんな人?」
克哉「?ペル主の隣りに住んでいるパオフゥじゃないか?つい数年前の話だ。」
ペル主「隣りの人って淳だと思ったけど、変更したんだね。もういいよ…おいアリス行こうぜ、って何を見ているんだ。」
アリス「モミアゲが…」
ペル主「き…気にするなって…早くいこうぜ」
克哉(どきっ。もしかして狙われている!?)

ペル主「あ、そうだ、パオフゥん家寄ってくよ?」
アリス「ん?私も寄って行くとこあるから」

ペル主「パオフゥーー?って留守か?相変らず怪しげな機器があるな。」
本当にうさうらに囲われていたかどうか本人に聞こうと思っていたのにな…。
ぽとん。何か落ちてきた。よくみるとうさうらだった。
天井見るとうさうらだらけだった。
うさうらたちは掃除洗濯皿洗い料理までしていた。
はっ…これはやはりうさうらの紐になっていただけに何匹も飼っているのか?
ん?いつのまにかいなくなってる。
パオフゥ「お、よく来たな。なんか用か?」
うさうら使い!?
パオフゥ「また部屋が綺麗になっているな。何時も不思議なんだかな。ペル主、誰がやっているのか分かるか?」
ペル主「またって…。」
あんた気づいていないのか?
じゃあ、うさうらが勝手にお世話しているわけで…、それはつまり…パオフゥに対する……うさうらの愛情…?
自ら達した結論に嫌悪感を覚えるペル主であった。

ペル主「ただいま」
…にしてもパオフゥも気の毒だよなぁ。うさうらなんて付きまとわれて…同情しちゃうよ。
アリス「……お帰り」
ーーーって妙なのに付きまとわれてんのは俺も一緒か…。
今日はパオフゥとの妙な共通点を見つけた少年であった。
ん?モミアゲがもう一組ある…?

達也「ウワーーー、兄貴!!またかい。」

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