明に抱かれたい。
激しくされたい。
日に日に色欲が増している感じがする。
始めはそんな風に思っていなかった。
自分を護るものを探していた時、
この異常な状況から逃げられると彼に誘われた。
そのときは硬派だと言われていたから襲ってくることはないだろうし、
喧嘩慣れしていそうだから、もしものときは護ってくれるかもしれないと
したたかな考えを持っていた。
でもアモンと融合してから、彼は妖しげな魅力を放っていた。
彼の姿を見ただけで胸がどきどきし、
彼の声を聞いただけでも背筋に電気が流れ、
彼に触られただけであたしのあそこが疼き、
彼の匂いを嗅ぐだけで濡れてしまう。
明の前ではいつも平静に演じているけど、
いつも彼にめちゃくちゃに犯されることしか考えていない。
でも、絶対彼にはばれたくない。
きっとこんな淫乱な女のこと嫌いなんだろうなあ。
我慢できない時はいつも適当な理由を言って彼に隠れて自分で慰めた。
今も、左手を右の乳首を責めて、右手はクリトリスを弄っていた。
一度絶頂を迎えたにも関わらず、またもう一度迎えようとさらに手を動かした。
始めは小さな声で囁いていた彼の名前は次第に大きな声で喘ぎ出した。
「明、もっとあたしを……犯して…もっと、もっと…明!!!」
絶頂を迎える直前、明があたしの目の前にいた。
声が大きかったために見に来たんだ。
明に自慰をしている所を見られたくなかった。
「明君、迷惑だよね。こんな筋肉女が明君のことをおかずにされているなんて……」
「別に迷惑じゃない。人間じゃない俺を思ってくれるからな。それより早く服着ろ。出発するぞ」
「ねえ、あたしのわがままを聞いてくれない?」
「…なんだ?」
「あたしのこと…抱いてくれない?」
「いいのか?俺は悪魔だぞ」
「お願い、あたしを犯して」
「変わった女だ。始めはそんな感じじゃなかったのにな」
濡れた陰部が完全に見える様に足を広げ、彼のことを熱っぽく見つめた。
彼は困った様子だったけど、毛で覆われた下身部から大きなちんこが大きくなっているのが分かった。
「お願い、それであたしを貫いて!」
躊躇うように彼はちんこをあたしに触れた。それだけであたしは軽くいった。
彼のものがあたしの奥にゆっくり進入するにつれ、甘美な快感が身体を走った。
彼の長いものは子宮の入り口まで届いた。
それが触れるたびに、さっきと違う気持ちよさが湧き出た。
そしていっきに抜き出されると、喪失感を感じた。
今度は始めと違って急に奥まで入れられた。あまりにも速かったので身体の内部が爆発したかのようだった。
それから激しい出し入れが続いた。
あたしはもう何も考えられなかった。
ただ、明が与えてくれた快感を受け入れていた。
あたしの喘ぎ声も次第に大きくなって、まるで奇声を発しているようだった。
「来る………来るよ、明…何か…来ちゃうよ!!」
あたしは完全にいっちゃった。
「あまり絞めるな。中に出ちゃうだろ」
「いいよ、いっぱい…中に注いで……」
あたしの膣が彼のものを絞り出すように締まった。
彼も我慢できず、彼の精があたしの中に放出した。
ねっとりした液体が内部に溢れた。
まだ、出ている。
どんどん逆流している。
彼のがあたしを満たしていることに幸せを感じてながら、感じ易くなったあたしは完全にいってしまった。
………どうやらあたしは気絶していたらしい。
彼はあたしの隣で座っていた。どうやら悪魔が襲ってこない様に見張っていたらしい。
あたしはさっきの行為を思い出しながら、恥かしさのあまり顔を赤くしながら起きた。
「おい、早く服を着ろ。すぐ出発するぞ」
そしてあたしたちはまた塔を登る。
あたしたちはもう一人じゃない。
お互い愛しているから。
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あとがき
あるサイトに捧げたSSです。
わざと女主人公の名前を出さないようにしました。
アキラと女主人公は萌えます。
この話の続きをひそかに書いてみたい。