古来から、人間、特に女性は月の影響を受けやすいと言われている。
私も、多分その例にもれない。
最近、私の身体が人間離れしていくのがわかる。
暴力的な力が漲り、溢れ、止まることを知らない。
その力を、私は戦闘の時に暴発させる。
悪魔を引き裂き、返り血を浴び、昂揚した肉体を、持て余し、仲魔を呼び出して相手をさせた。
仲魔は、良質なマグネタイトの放出に身を躍らせて、私の身体をむさぶる。
満月の時が酷かった。
一体では足りない。
仲魔を出せるだけ出して、まるで獣のように犯しあった。
傍からみると、大勢の悪魔達が一人の女性を輪姦しているようにしか見れないところが、少しおかしい。
「ねぇ。もっとちょうだい」
私の要求に仲魔たちは素直に従う。
だけど、まだ足りなかった。
もっと、もっと、
身体が火照りを止めるまで・・・。
「マスター。もう、これ以上は無理です」
仲魔の一人が言った。
ほかの仲魔も息絶え絶え、compの中へ戻っていく。
「どうして、まだ足りない」
「マスター。我々のエネルギーは人間の欲。それはわかっていますね」
「えぇ」
「それは、人間の欲はとても強く、深いからです」
「・・・つまり、性欲処理は悪魔でやるより、人間同士でやったほうがいいの?」
「マスターは自身の欲を成長させて、我々の手に負えるレベルではありません。お恥ずかしながら、悪魔は全て決められているのです。成長することもなく、変わらぬ者として。だからこそ、合体して成長するとことを望むのです。悪魔と比べれば、人間は無限大に成長できます。」
レス
1: たってぃ 2004/06/07(Mon) 17:26
「ふーん。じゃあ、仕込めば言い訳ね。私の相手が務まるように・・・」
「はい。丁度いい相手がいますでしょう?」
「バラキ君とムビオラね」
「あの二人なら、マスターの相手が務まるのでは?」
「そうね。考えてみる」
こうして、私は地下街予定地を後にした。
現実世界に戻ってみると、案の定二人は私を待っていた。
私は、心なしか笑みが零れるのを感じていた。
どうして、もっと早く気づかなかったんだろう。
そう考えただけで、身体が熱くなる。
「なぁ、ケイ。なんか収穫はあったか」
「大変だったね。ほら休んで」
この二人は本当に対照的で笑えてくる、私は何も言わずに二人の身体を抱きしめた。
腕をいっぱい伸ばさないと、彼らの身体を抱きしめるのはしんどい。
「なっ」
「ケイっ。どうしたんだい」
「苦しいの・・・。お願い二人で私を慰めて・・・」
二人は、私の言っていることが理解できたらしく、狼狽した表情を浮かべた。
「お願い」
短く、そして切なげに擦り寄り、二人との身体を密着させる。
二人の身体はとても熱くなって、股間が膨張しているのが見てわかった。
この二人が、私を拒めないことを私は知っている。
この二人が、私を欲しがって自慰していることも知っている。
正直に、答えはもう出ている。
「はぁ。ムビオラぁ・・・ここもっと舐めて、バラキ君はここをもっと弄って、あぁ」
薄暗い部屋から、厭らしい音が聞こえてきた。
二人は、私の身体を挟むように、前に後ろに私に奉仕する。
「ムビオラ。上手ね・・・」
「そうかい・・・」
「んぁ」
「ケイ。俺だって・・・」
「バラキ君も凄いわ」
一人をほめると、もう一人は必死になって私に奉仕し、私はより深い快感を得ることが出来た。
この二人は、私に褒められること、それが今の全てに感じている。
「ふぁあああ・・・ねぇ、もっとしてぇ。今度は私の中に出して」
ホワイトアウト。
全てが真っ白に塗りつぶされて、息が出来ないくらい気持ちいい。
二人体温を感じて、私は満たされるのを感じた。
2: たってぃ 2004/06/07(Mon) 17:35
気が付くと、外には青空が広がっていて、うすぼんやりとした月が浮かんでいる。
昨日満月だったこの月は、今日は少しかけていた。
私の中にある、満たされていた部分も徐々に失われていくのがわかる。
今夜も、二人に相手をしてもらおう。
満たされるために。
永遠に欠けるとこのない満月を夢見ながら、私は二人の腕の中で眠りに付いた。
end
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あとがき
なんとも、男性向けの内容っぽくない話になってしまいました。3Pとか初めての試みだったんですが、上手くいかないものですね。
こういうのは練習あるのみです。