時間が時を常に刻むように、俺の頭の中に様々な記憶が目覚めていく。
水の底に浮かんでいた沈殿物が、突然浮き上がるように、ふとした拍子で目覚め、限りない誘惑を俺の心に呼びかけた。
そう、彼女を喰らえ。と・・・。
サハスララに向かう途中、作戦を練る為に荒野で野営をした。襲われる可能性を考慮して、見張りを交代で行い用心するが、流石にトライブ最強の戦士達を敵に回す度胸はないだろう。
俺は寝袋から抜け出して、見張をしているアルジラに近づいた。
平静を装い、短く声をかける。
「退屈か?」
「サーフ?」
驚いた表情で、アルジラが俺を見た。
どこか、猫目がちなローズピンクの瞳に俺が映る。
その瞳は、どこか憂いを含んでいた。
「交代までまだ時間がある。退屈だろ?」
「えぇ・・・」
「俺も退屈だ。だから、俺の相手をしろ」
「それって命令?」
「そうだ・・・」
少し怯えたような、躊躇う様な声がアルジラの口から漏れた。柔らかそうな厚みのある唇が、どこか震えている。何をされるか、怯えているのだろうか?
俺に対する信頼と怯えに表情ゆがんでくる。
ごくりと、内心俺はのどを鳴らした。
はやく、はやく、彼女を喰らいたい・・・。
あの時のようにもう一度・・・。
彼女の柔らかい肉を食い破り、
甘い血をすすり、
美しい臓器を口に含み、
彼女全てを自分の中に取り入れたい。
あの時のことを思い出して、俺の息が荒くなる。
思い出してしまった。
刺激的な快楽と幸福。
もう一度、
また、
「サーフっ!」
俺はアルジラの腕を掴んだ。
アルジラは怯えた声で、俺の名を呼ぶ。
「止めてっ! 離してっ!」
「・・・アルジラ。お前を食いたい」
「冗談はやめてっ!」
冗談じゃない。
俺は力づくでアルジラのトライブスーツを破った。
悪魔の力のおかげか、防御に優れたスーツはあっけなく破れ、豊満で美しい裸体が俺の前に現れる。
俺はその胸しゃぶりつき、強くつめを立てた。
「いやッ 痛いっ! 痛いっ!」
アルジラは悲鳴を上げるが頓着しない。
俺の分身ははちきれるほど膨張し、俺の欲求を表していた。
堪らず彼女の中に挿入すると、そこから破瓜の血が流れる。
「サーフッ! 痛いっ痛いっ痛い・・・」
泣きながら痛いと繰り返すアルジラ、俺は腰を動かしまくる。ずりずりとずりずりと。
厭らしい音が響く。
俺はいつの間にか、ヴァルナに変身して彼女を犯してた。肥大化した分身が彼女の中で暴れまくり、おびただしい血が流れる。
白濁の液を吐き出し、俺は彼女を解放した。
アルジラは、ぐったりと気絶する。
思い出すのは、長い髪。
世話好きの優しい笑顔。
胸のうちに広がる切ない感情が、空腹を伴って俺の心を締め付けた。
END
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あとがき
今回は、アバタールチューナーです。
アルジラを食べたのはサーフに一票。