「Maki、私相談したいことがあるの。よろしいかしら?」
「私たち親友じゃない。どんな相談でも受け付けちゃう。で、どうしたの?」
「明後日の白貂祭、私、Naoyaと行きたいから…」
尚也の名前を聞いたマキの顔に少し憂いの表情が浮かんだ様に見えた。
「明日Naoyaに告白したい」
「…。エリー、私のこと気にしないで。最後は尚也君が選ぶことだから」
「ありがとう、Maki」
(Naoya、どこにいるのかしら。あ、Naoya。え、なぜMakiと一緒にいるの)
二人は仲良さそうに歩いていた。
(Maki、今日告白すること知っているのにどうして。どこに行くの。え?体育予備室に何のようで)
エリーは二人の入っていった体育予備室にこっそりと入った。
(こんなところで二人は何をしているのかしら)
様子をうかがっていると、尚也がマキの身体を触り始めた。
マキは尚也の動きに合わせてしなを作った。
(ふたりとも付き合っていたの?Maki、昨日は何にもそのようなことを言っていなかった。ああ、Maki、Naoyaに愛されるなんてあなたが羨ましい。……Naoya、私にもあんなことして欲しい)
エリーは身体が熱くなってきたことが分かった。手が自然と陰部に移動した。はしたない事をしていることが分かっても止められない。
チュプチャプ…。なにか音がしている。
跳び箱の影から覗いてみると、マキがフェラチオをしていた。
手がさらに激しくクリトリスを弄くった。何も考えられなくなった。身体の内から弾けた。
「あっ!…はぁはぁ……」
「エリー、やっぱり来たんだね」
目の前にマキと尚也がいた。恥かしくて逃げようとした。しかし、ドアが開かなかった。
「さっき、ルナトラップをかけといた。当分ここから誰も出られないし、誰も入ってこない。桐島」
「ごめん。エリー、そのだいぶ前から尚也君とこういう関係だったの。もう少し早く言うべきだったけど、エリーとの関係壊したくなかった」
「Maki」
マキは私の後ろに回り、服の中に手を忍ばせてきた。マキの右手は私の胸を揉み始め、左手はさっき私が弄くっていた場所を触り始めた。
あまりに突然のことで、いった余韻が残っている身体は敏感に反応した。
「エリー、気持ちいい? 私、エリーが尚也と結ばれてもいいよ。エリーが気持ちよくなれるなら、私がんばる」
マキは愛撫しながら私の服を次々脱がしていった。Naoyaに私の乱れた姿を見られたくなかったけど、それでも抵抗しなかった。
「乳首も立ってきたね。尚也も我慢できそうにないね。ねえ、エリー、尚也のもの受け入れたい?」
「あっあはぁ………Ma…ki…いいの? 私がNaoyaと…結ばれても?」
「私は尚也のことが好き。でも、エリーのことも同じくらい好き。3人一緒に気持ちよくなりたいの。ねぇ、エリー…エリーは尚也のことが好き?」
「…好き……」
「私のことは…」
質問すると同時にマキは軽くエリーの芽を摘んだ。
「…ひぃぃ! す…好き!!」
「ありがとうエリー。
私は見たいの…エリーが尚也と交わっているところを……そして乱れに淫乱になっていくところを………」
「Maki……」
「尚也は意外と色恋沙汰に臆病なのよ。はじめは私が押し倒さないと手も出さなかったの…今でもちゃんとお願いしないとしてくれないのよ。ねぇ、エリー、尚也にどんなことしてもらいたいの?」
「…うっふ…んん……」
すっかりマキの愛撫にエリーは夢中になっていて、返事もできない。
「ふーん、エリーは尚也としたくないんだ」
「いぃ…ち…ちが…う…」
「あんなに大きくなっている尚也がかわいそう。ね、そんなに腫れてかわいそうだから私の口で宥めてあげるよ、尚也」
エリーの身体を弄くり続けながら、苺を頬張るように咥え込んだ。
よほど我慢していたのかマキの口内で暴発を起こした。
生臭い空気がエリーの後ろから漂ってくる。
エリーは快感に酔いしれてあらゆる感覚が麻痺している中、何か液体が喉を通る音がはっきりと聞こえた。
「ゴクゥン……まだまだ尚也も元気だね…エリー本当にいいの?
尚也と本当にしたくないの? したくないなら私たち二人だけで楽しむよ? 本当にいいの?」
磯臭い口臭と共にマキは質問を投げかけた。愛撫も止められ、エリーは焦燥感に駆られる。
そして、
「……お…願い…だから…な…仲…間…外れに…しないで…」
「仲間外れにはしないよ、ただエリーが本当にして欲しいことを告白してくれたらね」
「……Naoya、お願い…私を……抱いて…くだ…さい……」
「やっとエリーの本音を聞けた。尚也はエリーのことどう思う?」
「俺も好きだ、桐島。今すぐ抱きたいくらいに」
「あらあらエリー泣いちゃって…尚也早く彼女の望みどおりセックスしてあげなよ」
「いれるよ。桐島」
「お願い、はじめてだからやさしくして、Naoya」
マキの愛撫が続く中、エリーは熱くなった陰部に熱いものが触れる。マキの手によって大きく拡げられた陰門に熱い棒が徐々に入り込んでくる。でもすぐに抵抗があり、無理に入ろうとする尚也のものによってエリーはあたかも引き裂かれていく様に思えた。
「イタイ!!」
「大丈夫か?桐島」
「……大…丈夫…そのまま続けて、Naoya…お願いだから私のこと…エリーって呼んで!! マキ! そんなところ舐めないで! 気持ちいいよお!!」
「耳の裏って気持ちいいでしょう。エリー。気持ちよくなれば、痛みもしだいに消えるよ」
そう、マキの言うとおり、マキが引き起こす快感はエリーの痛みを和らげた。
「エリー、全部入ったよ。痛くないか?」
「痛く…ないよ…Naoya、動いてみて」
はじめは尚也が動くたびに傷口に塩を塗るような痛みが生じたが、マキの献身的な愛撫のおかげで
エリーは徐々に快楽の波に襲われ、痛みも感じなくなっていく。
そしてだんだん宙に浮かぶ感覚に襲われていく。
「ふふふ……気持ちよさそうだね…エリーってまだファーストキスまだだったよね。私が奪ってあげる…恋人のキスでね…」
臭くて吐き気を催す熱い物体がエリーの口の中で侵入し暴れる。
しかし、その舌が与えるくすぐり感と尚也からの攻められによって嫌悪感も消えていく。
ふいにマキはエリーから離れ、何かを口に含み、またエリーと口付けを交わした。
そして、何か丸い錠剤を無理矢理飲まされた。
「Maki、何を?」
「安心して。ただのピルよ。後で1ヵ月分渡すからエリーもちゃんと飲むのよ。これから毎日気持ちいいことするのだから」
「…毎日……」
「そう毎日…分かった?それとももうしたくない?」
「…ぅ…した…いです…気持ちいいこと…もっと…したいです……」
「これでやっと私たち本当に親友になれた気がする」
「……親…友…あぁぁ! 乳首を強く摘まないで!!」
「親友よ。エリーと同じ秘密をもてたんだもん。だからもっともっと弄ってあげる」
「いいぃぃ!」
「エリー、あまり激しく動かないでくれ」
「だめ、腰が勝手に動くよ! 気持ちよくて、もう……お願い、私と一緒に!!」
「締め付けられる……っ出る!!」
「あぁぁ……Naoyaの熱いもの、私の中に広がっているよ…」
「初めてなのに、いっちゃうなんて、エリーも淫乱だね。ねえ、尚也。エリーの綺麗な乱れ方を見ていたら、私も激しくして欲しくなってきた」
マキも服を脱ぎ始め、尚也とキスし始めた。舌は絡みつき、お互いの味を確かめ合った。
エリーはその様子を朦朧とした意識の中で見ていた。先ほどのキスの余韻を思い出すとエリーはさらに身体が燃えていく。
マキは座っている尚也に腰をゆっくり下ろし、エリーにあたかも見せ付けるかのように尚也のものの自分の内部に挿入していった。尚也は手を回し、マキの乳房を揉み解した。
「尚也、いいよ!もっと動いて!!はああはぁあ!エリー、私たちをよく見て!!」
激しく動くマキの表情にエリーは色気を感じていた。マキと尚也の目にはエリーに何か期待しているようだった。エリーはその期待に答えようと、二人の結合部たどたどしく舐めた。
「出すぞ。マキ!」
「エリーそこ気持ちいいよ。あー、あっついよっ!!」
尚也とマキの粘液がエリーの顔にかかった。苦くすっぱいものがエリーの舌いっぱいに広がった。
エリーは柔らかくなったばかりの尚也のものをしごき始めた。
「もう一度入れて、Naoya。もう一度、私のこと愛して、Maki」
エリーの精一杯の請願だった。もう一度快楽を味わいたい。さっきのマキのような顔をしたい。エリーはそれにしか考えられなかった。
マキはエリーの顔を舐めながら言った。「エリー、今度は三人でしようよ」
「えっ」
マキはエリーを押し倒す。二人の陰唇を重ねるようにマキはエリーを押さえた。
「尚也、私たちを愛して」
「Naoya。私たちを壊して」
尚也はゆっくりとじれったくふたりの間を動き始めた。
エリーは自分が堕ちて行くことが自覚していた。でも、知ってしまったこの感覚はエリーにとってもう忘れられない。
(Nikeなぜ泣いているの?私の精神は救済されているのに、なぜ泣くの?)
「ねえ、はあ明日三人ではあ白貂祭行かない。はぁ、あは……」
「エリーが、いいなら」
「ああぁ、いいよ。明日、あはぁ、一緒に行こう」
(私たちは愛し合っている…)
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あとがき
こげメロンさんのサイトに捧げたSSの改訂版です。
かなりマキが小悪魔的になってしまった。
三角関係は書いていて燃える。
結構この作品は気に入っています。