姉弟

デビルチルドレン赤の書黒の書
作:

明日、ナガヒサ会わなければならない。
そして、決断しなければならない。
たとえ、その決断によって弟と戦わなければならないとしても…。
焚き火にあたりながら、物思いにふけていた。
「刹那、なーに暗い顔しているの」
振り向くと未来が立っていた。
「未来、おまえ地上に戻ったんじゃないのかよ?」
「あんたが落ち込んでいると言うから、励ましに来たの。いけない?」
「別にいけなくないけど。…未来、その…」
「何?」
「パンツ丸見えだよ」
「えっ、せっ…刹那のH!!」
どかっ。意識が遠のく。

「ごめん、刹那。励ましに来たつもりなのに、怪我させて」
包帯を俺の頭に巻きながら、未来は謝った。
「別にいいよ……」
「ほらせっかく励ましに来ているのに、そんなに暗い顔しないでよ。今から元気になるおまじないしてあげるから…」
突然、未来はキスをしてきた。そして唇を軽く噛み、舌を絡ませてきた。
あまりにも突然のことで、何も反応できなかった。舌と舌が擦れ合うたびに電撃が走った。
はっと気がついて慌てて未来を突き放した。
「未来、何やっているんだよ」
「パパから教えてもらったの、こうすれば男の子は元気になるって」
(親父《ルシファー》、何教えているんだよ)
「俺たちがこんなことするのは早過ぎるし、それに血の繋がりもあるし」
「刹那、あたしのこと嫌い?」
「そんなことはないけど」
「ならいいじゃない、あたし達は悪魔の合いの子よ。そんなこと気にしないで」
(気にするって!!)
そんな心の抗議を無視して未来は服を脱ぎ始めた。
「刹那、少し恥かしいから後ろ向いてて」
慌てて後ろを向いた。布の擦れ音が胸をどんどん高まらせた。
「刹那、こっち向いて」
焚き火の光で照らし出された未来の裸体は綺麗だった。
未来の手は大切な部分を守るかのように隠していた。
「あまりじっと見ないでよ。……刹那のも見せて」
未来がズボンとパンツを脱がせると、はちきれんばかりに立っていた。
「こんな形しているんだ」
未来はしげしげ見ていた。そして、大切なところを隠していた手は動かし始め、だんだん淫美な音が聞こえてきた。
だんだん紅潮していく顔を見ていたら、未来のことをたまらく抱きしめたくなった。
「刹那……」
抱き伏せられたカッコで、未来は刹那を見つめた。
「やさしくしてね」
大きく膨れたものを何とか花弁に入れようとしたが、なかなか入らなかった。
未来も足を広げ、お腹の力を抜いて、刹那を入れてくれるのを待っていた。
そして、
「痛っ!」
「未来、大丈夫か?」
「大丈夫だけど、もう少しゆっくり入れて」
「うん」
何とか全部入れたが、未来が痛がっている様子を見ていたら動けなかった。
「…っ…せっ刹那……動いていいよ。あたしのことは気にしないで…」
「大丈夫か?」
「う…ん、大丈夫だから」
俺は少しづつ腰を動かし始めた。痛がっていた未来の声もだんだん甘い声に変わっていた。
でも、我慢できなかった。
「未来、ごめん、出る」
「あ…あん……刹那、ちょっと待って。…熱いよ、お腹が…熱いよ…」

「刹那ばかり、イってずるい」
今度逆に未来に押し倒された。
「今度はあたしが上になるよ」
未来の深いくちづけと小柄の胸を見ているうちに、また大きくなり始めた。
腰を挙げ、さっき出た赤い血がほんのすこし混ざっている粘液が溢れるそこにゆっくり挿入された。
今度すんなり入った。
「気持…ちいい…よ。刹那、気持ち…いい?」
と未来は喘ぎ声を発しながら、必死に腰を動かした。
「気持ちいいよ、未来。…はあ、また出ちゃうよ」
「もう少しで、がんば…って、あたしもどっか行くよ」
「うっ!」
「あっ…あぁ−…刹那のが…またお腹に…」
そのまま力尽きた未来は俺に倒れこんできた。
俺もそのまま眠り込んだ。

起きたら、未来が俺の顔を覗きこんでいた。
「未来、俺の顔何かついている?」
「寝顔を見ていたの。面白い顔しているなぁと思って…」
「ありがとう、未来」
「何、改まっているのよ。刹那がどんな道を選ぼうと、あたしはいつでも味方よ」
「ありがとう」
「じゃ、あたしは地上に先に戻っているよ。また、今度遊ぼうね」
そして、未来は去った。
俺は俺の道をまた歩み出した。

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あとがき

某エロパロ板にはじめて投稿したSSです。
私が書くキャラにしては珍しく年齢が・・・・ですが、
この二人を選んだ理由は・・・・・・だったら受けがいいかなと。
この二人の父親は本当になんていえばいいのか。
仮にもシリーズの人気悪魔が仲魔にすると非常にレベルが低いというのは見なかったことにして
同じ時期に二股、それも孕ませるなよと真相が出たとき心の中で突っ込みました。
もっとも、刹那の母親はそのさらに上をいっていましたが・・・
大天使と大魔王の兄弟を兄弟にするその魅力は一体どこから。
というか大天使、いいのかそれで!!

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